○食事の時間を決めましょう○

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眠りを含めた生活のリズムをつくるために、まずは食事時間を一定にすることから始めましょう。
30分くらいの早い遅いはやむをえませんが、「食事は○時から」と決めましょう。お腹のすき具合によってあまり食べなかったら、無理強いしないで、さっさと片づけ、ダラダラ食いはやめにしましょう。
おやつもなるべく時間を決めるようにします。甘い飲み物は空腹感を鈍らせるので、極力避け、なるべく水かお茶に。
こういうふうにすると、「食事のときにきちんと食べる。今食べておかないと次まで食べられないんだ」ということがわかってきます。
そういうメリハリをつけることで、「お腹がすく」というからだの状態に気づき、「お腹がすいたときに食べるおいしさ」という喜びも味あわせてあげられます。
いつも中途半端で、お腹がすいたようなすいてないようなという状態は、「食べる喜び」「生きる喜び」を子どもから奪っているのかもしれない、と思います。
子どもの言いなりになったり、ふりまわされたりせずに、おとながきちんと主導権をとって、「生活」をつくりあげてゆくこと。これが「子どもを大事にする」ことです。すくなくとも「生活リズム」については、このことが言えると思います。

中山信子(2012) ぶどう社
「1、2、3 ことばの遅い子-ことばを育てる暮らしのヒント」P39