法人利用者、御家族の皆様、そして私共の法人事業に関心を寄せて頂き、ご支援を賜っております皆様、新年明けましておめでとうございます。

輝かしい信念をお迎えのことと存じます。

さて、今年は「平成」から「令和」へと、新しい元号に替わって2年目、また「地域で一緒に暮らそう会」も設立してから23年目の新しい時代に入りました。

この間、私達は障がいのかる子どもを授かった親の気持ち、その子を育てる親の気持ち、生んでしまったことへの罪悪感に悩み続ける親の気持ち、自分が亡きあと、どうしようかと迷う親の気持ち、また無理をして親が過労で倒れたり、体調を崩すなどの「生きる厳しさ」を思い知らされました。

また、親にとってどんなに重たい障がいがある子どもでも「かけがえのない存在」なんだと言う事に、改めて気づかされました。

今年も、法人理念「尊厳　地域でともに当たり前に生きる」「共感　親亡き後も地域でみんな一緒に暮らす暮らさせたい　誰もが人として当たり前に生きる生きらせたい」この思いを職員としっかり共有しながら「どんな子ども達も守る」「育児に疲れて自信を失いかけているお母さん達を元気にする」ため頑張りたいと思います。

最後に皆様にとってこの一年が良い年になることをお祈りして、年頭の挨拶といたします。

平成2年1月

社会福祉法人　地域で一緒に暮らそう会

理事長　佐々木恵美子